ランナー膝(腸脛靭帯炎)

「先生助けて」来院されたのは、60代男性。

リタイアされて、健康維持のため3年前からスポーツジムに通い始め、

当時は膝痛で通院されてました。

  「どうされましたか?」  

患者 「走ると数分で膝の外側が痛くなる。

 整形外科で検査したら、骨に異常はないが、骨膜に炎症を起こしている。腸脛靭帯炎と言われた。

数回通院して、電気治療を受けたが変わらへん。」

  「使い痛みが原因なんで、2週間ほど休まれたらいかがですか?」

患者 「実は今、ほぼ毎日ジムに通ってる。

あれからスイミング、自転車も始めて、7月のトライアスロンの大会にエントリーしてる。初めてやしできれば出場したい。

日が近いんで練習も休みたくない。」

  「困りましたね」

【触診、視診】

臀部(お尻)、大腿部外側(太もも)、膝外側、下腿部外側(スネ)

左足の外側すべてが、炎症を起こしてる状態で、右足と比べると軽く腫れてるのがわかりました。

両側X脚気味。

足関節を診ると過回内。(足首が内側に捻じれてる)

足裏を診ると、土踏まずの減少。

診断

X脚が原因で足関節が内側に捻じれて、腸脛靭帯炎だけでなく、シンスプリント(疾走型)も併発してる状態。

【治療内容】

左骨盤と腸腰筋(インナーマッスル)の調整。

左下肢の緊張をほぐすためのマッサージ。

左足関節のアライメント調整。

炎症部3か所(下腿部上下、膝の外、大腿部外側)に超音波、

ハイボルト治療。

自宅でのストレッチ指導。

【治療 3回目】

走りだして痛みがでる時間が長くなったが、まだドクドクした痛みが出る

※ランニングシューズに部分インソールを入れて試していただく。

【治療 1か月後】

足関節の過回内改善傾向。

本人80%改善を自覚。

【治療 1か月半後】

10キロマラソン出場。違和感なく完走。

大会本番まで2週間に1回、メンテナンスのため来院。

その都度、緊張してる筋肉を緩める(マッサージ)

トライアスロン翌日

患者 「完走できたわ。」

私  「タイムはいかがでしたか?」

患者 「目標タイムより速かった。先生ありがとう。

    ここに来て良かったわ」

  「それは良かったですね」

「ここに来て良かったわ」 「ここを選んで良かったわ」

治療家として一番心に響く言葉です。

草津にはたくさんの整骨院があります。

その中で、ラック鍼灸整骨院を選んでいただいた事に感謝。

「ここなら治してくれるだろう」

期待を持って来院される患者様に応える為、これからも毎日努力してまいります。


腸脛靭帯炎とは

ランニングによる膝障害の代表。

膝の屈伸運動を繰り返す事により腸脛靭帯が大腿骨外果(膝の外側の骨)とこすれて骨膜(骨の表面)を引っ張り炎症を起こして痛みが発生します。

特にマラソンなどの長距離ランナー、バスケットボール、水泳、自転車、エアロビ、バレイなどの選手によく見られます。

原因

オーバーユース、硬い路面や下り坂を走ったり、下腿のアライメント不良 (いわゆるX脚)

症状

大腿骨外果周辺に圧痛、特に靭帯の走行に沿って痛みが放散。

検査方法

膝90°屈曲、外果部で腸脛靭帯を押さえてから膝を伸ばしていくと痛みがでる。外側半月板とよく似た痛みが出るので判別が必要。

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