腰の痛み

腰の症状

腰椎椎間板ヘルニア

背骨の骨と骨との間にはクッションの役割を果たす椎間板があります。
椎間板の中の髄核の一部が飛び出してしまった状態を椎間板ヘルニアと言います。飛び出した髄核が神経を刺激して痛みやしびれなどの症状があらわれます。
お尻や太ももの裏の痛みやしびれは坐骨神経痛と呼ばれ腰椎椎間板ヘルニアの代表的な症状です。

原因は二つ考えられます。
① 運動不足や加齢から腰周辺の筋力低下や骨の歪み 
② 仕事やスポーツで繰り返し腰に負担がかかっている

治療としては突出した髄核を元の位置に戻す牽引療法、炎症を抑えるマイクロカレント、超音波療法、骨の歪みや悪姿勢の改善に骨盤矯正、腰周辺の筋肉トレーニングにEMS療法が有効であると考えられます。

腰椎ヘルニア

ぎっくり腰

ぎっくり腰は正式には急性腰痛と言われており、重いものを持ったら突然腰が痛くなりその激しい痛みで動けなくなってしまうことから欧米では、「魔女の一撃」と呼ばれています。

多くの急性腰痛は1~2週間程度で痛みが軽減していきますが、時間の経過とともに症状の改善が見られない場合や、下半身に痛みやしびれが併発している場合は椎間板ヘルニアなどの他の原因が隠れている場合があるので注意が必要です。

治療としては痛みが強い場合、アイシング、マイクロカレント療法で患部の炎症を取り、コルセットなどで圧迫固定を行います。 その後痛みが軽減してきたら筋肉の緊張が強くなっているところを中心にハイボルテージ療法、マッサージやストレッチなどをおこなって筋肉をほぐしていきます。
急性腰痛の治療で一番大事なのは傷めたらすぐアイシングを行う事です。

ぎっくり腰

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

脊柱管狭窄症とは加齢などから脊椎が変形し、神経の通り道である脊柱管が狭くなり神経に触れることで、歩行時や立っている時にお尻から足にかけて痛みやしびれが出現します。

治療としては神経周囲の炎症や血流障害がみられるので、初期はマイクロカレント、超音波療法。
症状が緩和してきたらハイボルテージ療法やマッサージで症状を改善させていきます。

分離すべり症

背骨は骨が積み木のように連なってできており椎体と椎弓という骨の部分でできています。

多くはスポーツや仕事などで繰り返し腰を反ったり捻ること、ジャンプなどで腰椎の後方部分に亀裂が入って起こります。
一般の人で5%、スポーツ選手で30%の方が分離症になっています。

分離すべり症の症状としては、主要なものは腰痛と足の痛みが出現します。
施術としては炎症を抑えるためにアイシングやマイクロカレント療法、それとともに腰周りを中心としたマッサージやストレッチ、体幹の筋力トレーニングを指導させていただきます。

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)

坐骨神経は人体のなかでもっとも太く、長い神経となっており、腰のあたり~足先まで伸びている非常に長い神経となっています。

坐骨神経が圧迫されてしまうと腰やおしり、 太もも、ふくらはぎや足先などに非常に広い範囲で電気が走ったような痛みや、 しびれ、強く筋肉が張っている感じなどの症状が生じます。このような症状で生じる痛みを総称して坐骨神経痛と呼びます。

このように坐骨神経痛は「病気」の名前ではなく、おしり~太ももの後ろ側が痛くなる「症状」をいいますが、原因は一概にならずさまざまあります。

原因で最も多いと言われるのが、「椎間板ヘルニア」によって腰の神経が圧迫されて症状が出る場合があります。その他にも、「脊柱管狭窄症」や、おしりの筋肉によって坐骨神経が圧迫される「梨状筋症候群」などが原因としていわれています。

施術としては「梨状筋症候群」など筋肉によって坐骨神経が圧迫されている場合も多くみられているため、筋肉やストレッチを行って筋肉を柔らかくする必要性があります。

しかし、「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」などによって坐骨神経が圧迫されている場合は手術が必要な場合もあります。

坐骨神経痛

当院の腰関連の施術ケース

40代女性
坐骨神経痛
70代女性
足底筋膜炎
40代女性