坐骨神経痛は神経そのものが悪くなるというよりも、硬くなった筋肉等の組織が癒着して神経の通り道を引っ張る、もしくは圧迫することで間接的に神経障害を起こしている事が多いです。
それでは何故?坐骨神経痛になってしまうのか。
坐骨神経痛を引き起こす原因は不良姿勢(体の歪み)と体質の2つからなると考えています。
ここまで不良姿勢になると筋肉が緊張して硬くなってきます。
硬くなった筋肉が血管を圧迫、血行不良から発痛物質が出ることで痛みを感じます。
癒着した組織が神経を引っ張っる、また酸素が不足することでしびれの原因にもなります。
体質は水分不足、体温、栄養素が関係してきます。
人の体の6割~7割は水分で構成されており、筋肉は貯水タンクのようなものです。水分が足りなくなれば筋肉はビーフジャーキーのように干からびたように硬くなってしまい、交感神経を優位にし、痛みの原因になります。
又、体温が低いと免疫力が低下、神経痛にも敏感になるので注意が必要です。
体温の向上、免疫力の向上には栄養素がとても重要で、ビタミンB12、E、Dの不足は神経痛を引き押す誘因になってきます。
まとめとして、坐骨神経痛は椎間板ヘルニア、狭窄症、梨状筋症候群、原因不明等、病院で伝えられたとしても排尿障害、排泄障害、運動麻痺、感覚障害などがない限り、神経が重度に圧迫された状態とは言い難く、神経自体に問題があるというよりは「神経が正常に使えていない状態」という表現が好ましいと考えています。
上記のことから神経組織周囲に乳酸Ca、リン酸Ca、炎症物質、発痛物質がへばりつくことが坐骨神経痛の原因といえます。
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